子供には勝てない

Keywords

頭が悪い | 神経衰弱
言語転移 | 失敗体験

臨界期仮説(critical period hypotheses)

ある年齢を過ぎると言語の習得が不可能になるという仮説。
幼児期を逃したら母語すら満足に習得できないことが知られている。
幼児期の英語教育が有効であるという考えの根拠になっている。

幼児期の旺盛な吸収力

海外勤務家庭の子供は両親をすぐに追い越すことが知られている。
記憶の主流は幼児期には非言語・無条件、長ずるに伴って言語的、論理的になる。
幼児期は無条件の記憶を得意とするが、適齢期を過ぎるとそれは不得意になる。

年齢要因、個人差

言語獲得における臨界期仮説は、母語と外国語の習得の両方に当たる。
臨界期には諸説あるが、だいたい出生から思春期(12歳から15歳ごろ)までとされる。

期限付きサヴァン症候群

幼児期はファイヤーウォールなし無制限特待生受付キャンペーン期間だ。
幼児期の言語吸収力は期限付きの全方位サヴァン症候群(*)と言ってもいい。
「母語は皆話せるから、外国語も同様に皆習得できる」という言説は見当違いだ。
Savant syndrome 発達障害のうち特定の分野に限って優れた能力を発揮する事象。

頭の良い人に軍配

だから青年期以降に始める語学はその人固有の能力に左右される。⇨ 頭悪い人は断然不利。
本当は「練習すれば誰でも上達するから語学に頭脳は関係ない」と言いたい。しかし違う。
管理人の実感は「頭の弱い人が同じ時間使うなら語学優等生に追いつく見込みはない」。
しかし同時に、できる人に追いつくことは練習次第で可能だとも言えます。 ⇨ 練習方法論
幼児期の旺盛な吸収力は取り戻せない
臨界期仮説 | 日常言語能力 | 外国語学習適性 | インプット仮説