間隔効果 Spacing Effect
同じ時間を掛けて何かを記憶する場合、
一気に覚えるよりも数回に分けて覚えるほうが定着しやすいこと。
忘れるぎりぎりまで間隔を空けてから復習するのが最も記憶効果が高い。
間隔反復(spaced repetition)は、間隔効果を利用して効果をあげる学習技術。
間隔伸張法 spaced retrieval、間隔を空けた検索練習 spaced retrieval practice。
集中反復と分散反復
同じ回数でも反復方式の違いで記憶の安定性が違う。
毎日コツコツと勉強する地道型。集中力で一気に勝負する一夜漬け型。
直後のスコアは差がないけど…。
⇨ 自主トレの課題
想起すると定着する
同じ回数を反復する場合、時期をずらして分散する方が(分散反復)、
集中反復より一層効果的に記憶できることが知られています。
分散学習では思い返す必要が有り、想起の回数が増える分だけ記憶に有利になります。
練習とは想起の繰り返し行動です。
テスト専用の集中学習
学力試験対策としては効用があるが、長期的には損失が大きい。
⇨ 習得管理
勉強は、教科書を何度も読むより、問題を解く方が効果的だという研究結果が有ります。
つまり、入力を繰り返すよりも、出力を繰り返すほうが、記憶の定着が良い。
脳は入力よりも出力を重視します。
学習よりも想起
情報を想起する回数が記憶を安定化させるから、仕込むより使う方に力点を置くほうが効果的。
何度も想起すればより少ない回数でより長い期間記憶できる。
⇨ 必要性最優先の原則
少なくとも自分で読むより上手です