音声教材は発音の矯正に使う
取りこぼした部分の方が大事

Keywords

有効濃度ローラー作戦

待機時間問題

語学の「3時間待ち3分診療」状態。 ⇨ カッパドキア原理
このじれったい体験は聞き流し系ユーザにとって必定。費用対効果が問題になる。
わずかの未習得文を聞くために、大量の習得済み文をその日本語とともに毎回聞くと最悪。

未消化部分のパラドクス

音声教材は宿命的に、覚えやすいフレーズ(慣用句)を先に覚える。⇛ 未消化部分が残る。
未消化部分こそ聞く値打ちがあるのに、未消化部分は聞き流しで解決できない。 ⇨ 習得管理
未修得だけに焦点が当てられれば教材としてどんなに価値があるだろうか。 ⇨ カッパドキア原理

実際には待機時間ばかり

テキストが空洞化し、どんな音声教材も待ち時間だらけになる。
聞き流し系は希薄化の影響を強く受けるから、他の方法と比べてより効率的と言えない。
音声教材は使い始めに最も効率的だが、教材の希薄化が進むと待機時間が優勢になる。
音声教材に共通する希薄化問題を論じないまま個別の教材の良し悪しや学習方針を論じられない。

覚えにくい文を聞きたい(目的と違う)

本来、覚えにくい構文が聞き流しによって覚えられるなら理想的です。
覚えやすいフレーズは元々聞く必要がない。しかも覚えてしまえば却って邪魔だ。
「90%以上の受講者が効果実感」 ⇨ 魅力的な音声教材と感じます。
覚えにくい重要構文に効果が薄く、元々覚えやすい対象には強い効果」 ⇨ 買いたくない。
実際の音声教材では使い始めには前者が優勢で、使うにつれてすぐ後者の効果が優勢になります。
聞き流しは大事な部分を聞き逃す
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