聞き取り(聴解力)
発話と並ぶ語学の未解決分野。聞き流し系の埋蔵問題(教材の希薄化)。
発話は選んで練習できるが聞き取りは一見してどれが聞き取れないか判らない。
選べないから練習できない。だから対面発話(レッスン)が商業的に成立している。
総合力
聞き取り(聴解力)は総合力。総合力は練習できない。
しかし耳の器質的問題ではなく用例知識の問題と捉えれば対処可能。
用例知識がない
会議録画を渡されて「これで議事録をかけ」と言われる。
この場合、知らない分野の会議を議事録にまとめるのは困難だ。
用例コア(用例幅)に基づく予測文法(認知の先読み)が機能しない。
その分野の言語の使い方が判らないと聞き取り段階で問題がある。
ビッグデータの扱い方
練習対象を集約できない場合、ともかく範囲を決めて本文の用例を知る。
本文を速読レベルまで理解してから実際の音声を聞くと聞き取れる。
応力集中を重ねることで無駄なく聞き取りが練習できる。
⇨ 英語多読
場面と用例
一つの映画タイトルの用例を知ると場面と用例が結びつく。
現地調査(現場検証)を通して予測文法を養う。これは単なる多読・多聴アプローチではない。
この組み合わせが一言語で一セットできると、同じ範囲で別言語が習得しやすくなる。
⇨ プラグイン