有効濃度
薬効が現れる最少濃度。薬の量と作用の関係をみると薬効には用量依存性がある。
ターゲットの接触頻度が低すぎると習得できない。有効濃度は個人差が大きい。
語学上の有効濃度
語学上の有効濃度は適正規模の練習対象に対して十分な接触頻度を保つこと。
適正規模を誤ると有効濃度に達せずエンドレス語学に陥る。
⇨ 埋蔵効果
抗がん剤の有効濃度
抗がん剤は実験的に対象部位に対してピンポイントで適用すれば有効だそうです。
しかし実際に人体に適用する場合は広い範囲に拡散するから他部位への副作用を考慮する。
用量が制限される結果、患部で有効濃度に達しないために副作用だけが顕在化します。
語学の有効濃度
聞き流しの効果が限定的である理由はこの「有効濃度」に在ります。
肉体労働を何年やるかと無関係に、ボディビルダーは筋トレが必要です。
同じように、聞き流しを何年やるかと無関係に、話せる人は練習を必要とします。
大半が待機時間
耳から覚える効果は、必要な部分を選択的に聞くときに限って現れます。
しかし実際には埋蔵効果の原理により、大半を待機時間として費やすことになります。
⇨ 待機時間問題
⇨ 聞き流し効果