知識から自動的スキルへ

Keywords

失敗体験 | 文の骨格 |

自動化モデル Automatization Model

語法の知識は意識的な練習により無意識の行動になる(自動化)という考え。
条件に応じて必要な用語を反射的に想起できること。発話練習は入力資産発話回路に乗せること。

言語固有のルール

初期の明示的知識は意識的にルールの監視機能(monitor)を果たす。
それを練習することによって知識は徐々に自動的スキルに変わっていく。
一方で、複雑な言語ルールは知識からスキルまで習得することは限度がある。 ⇨ 臨界期仮説

練習と発話自動化

検索して瞬時に用語を取り出せる能力は言語の掛け算九九。
自動化は発話の練習単位を短いフレーズに分解・単純化すれば練習で開発できます。
想起訓練により最終的に発話が反射的になります。 ⇨ 発話パーツ

ホットライン開通 - 埋蔵金から持ち駒へ

熟知していてもいざという時出てこない場合。知人の名前が出てこない経験をする。
人の名前の音韻情報はその人の外形や性質と結びつく必然性が無い。連想もできない。
連想できないものは取り出す練習によりホットラインを開通するしかない。
電力には送電線、埋蔵金には伝送路が必要。 ⇨ 発話回路

日常行動の自動化

自転車に乗る、川で泳ぐ。それは当事者体験から初めて身につくスキル。
自転車や水泳は言葉で説明可能だが、そのスキルは体験に基づき非言語。
スキルが形成される過程で正しい動作には長期増強が作用し、 一方間違った動作には伝達効率を抑制する長期抑制が作用する。 その結果正しい動作だけが選択的に定着し動作が迅速、反射的になる。
アウトプットで自覚する発話力
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