読解は学習、手書きは練習

Keywords

自発行動 | 順路特例 | 順路逆走
手続き記憶 |

漢字の手書き

漢字の読み書きは語学の読解と発話に相当します。 ⇨ 順路逆走
学習を通じて読み方を覚えますが、練習を通じて書き方を覚えます。
大方読めるけれど書くのは苦手です。義務教育では漢字の手書きを練習しました。

部分解と完全解(選択式と記述式)

ドラえもんの顔は皆が知っている。では正しく描けるか。いいえ。
漢字や知人は一見して認知できるが、それは部分の組み合わせに反応している。
知人の名前や書けない漢字。意味がわかる段階で脳はそれ以上覚えようとしない。

完全解は練習が必要(漢字の筆記)

認知は部分解で足りるが筆記・発話は完全解。完全解は高難度だから漢字ど忘れします。
漢字や人名は常にパーツ構成が同じ。全パーツの組み合わせを正確に覚える必要がない。
つまり部分的手がかりで認識できるから回路が細い。回路を強化するのは練習の力です。

読解は記号⇨意味、発話は意味⇨記号

読解は意味記憶で発話や手書きは手続き記憶
意味記憶は受動的な訓練で身につきますが、手続き記憶は自発的な練習が必要です。
記号から意味を想起することは知識の問題。意味から記号を想起することは練習の問題。
名前や漢字は記号だから単に知っているだけでは取り出せません(曖昧な認識、第一特性)。

漢字の手書きは想起訓練

練習対象が判れば漢字の手書きは単独で練習出来ます。
同様に、練習対象が判れば発話も単独練習が可能になります。 ⇨ 想起訓練自動ヒント
対面レッスンでは練習対象がその場で決まるから会話の練習が成立します。
読解と手書きは記憶の種類が違う。手書きは練習依存。
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