文脈本位(多数派)
教材が筋書きの中で本文を解釈するように出来ている(読本型教材)。
用例の位置づけは文脈の中で明確になる一方、単語の用例幅は限られます。
文脈本位の教材では単語の用例が限られ単語本来の全体像が見えない。
⇨ 用例本位
用例バラ売り
読本型教材は常に単語の多様な用例の一例だけをつまみ食いします。
それは基本語彙のコアな用例をわざわざ解体して水で薄めるようなもの。
一般教材では用例が分断されるため日用語彙の用例コア(用例幅)が一箇所に揃わない。
単語の用例幅を知らず輪郭が判らないと発話無能になる。
低濃度教材の宿命
希薄教材の最大の弊害は接触頻度不足と用例幅の不足です。
多聴多読に学習効果があるのは当たり前。問題は費用対効果。
用例バラ売りの組み合わせは無限大だから、語学教材の種類も無限に存在します。
薄口醤油Aに薄口醤油Bを足してもやはり薄口。多聴多読式の盲点。
⇨ 教材の増殖(断片化)
薄口醤油を何種類混ぜても、やはり薄口