習得の盲点(灯台下暗し)
実際には使えないのに持駒であるかのように間違うメタ認知。
インプットの蓄積は大部分意味記憶であり、実際には発話レベルにない。
それでも見て解るフレーズであるため、弱点の自覚が欠落したまま習得妄想が生じる。
知ってるつもり
常用語は見れば解るから疎かにしやすい。しかし単に知っているだけではまだ話せない。
習得済みだと思えばそれ以上追求せず、習得済みだと思ったのに使えない場合が多い。
外国語には想定外な用例が多い。納得し難いもの、し易いもの多様です。
見慣れた語彙には幅広い用例が有り、中には発話観点で欠かせない語法も有ります。
灯台下暗し - 用例本位
最も普通の表現なのに用例を知らないと使えない例。
汎用的な語彙はまとめて練習し習得する価値がある。最優先発話用例。
身近すぎる表現は言えない
身近な表現は迷う暇がない。「舌を出す」、「ソースをかける」を英語で言えますか?
増して直訳不能表現は知らない時点でアウト。常用語には思わぬ用例が沢山あります。
put out my tongue 舌を出す
put sauce on steak ソースをかける
順方向特例
外観で見覚えが有れば本体を認識できるが、それは部分の組み合わせに反応している。
用例コア(用例幅)を知り順路逆走して初めて、発話パーツになる。
速読レベルまでは時間の問題ですが…