発話自由度
外国語を操れる自在性の程度。発話パーツとつなぎ言葉の充足率。
限られた語彙でも流暢に日本語を操る達人話者は発話自由度の見本です。
流暢に話す外国人
日本在住の外国人で、必ずしも語彙が豊富でない達人話者がいる。
さらに、どんな低能でも母語は自在に操れる。発話自由度の元は用例知識。
≒「活用自在」力
日用語彙は少数でも発話レベルまで習得すれば応用範囲が広い。
⇨ 灯台下暗し
しかし自力で思いつく単語の組み合わせは、実際に可能な用例のほんの一部に過ぎない。
達人で名高い國弘氏は「只管朗読」が「活用自在」力につながると力説されています。
その心は、「日用語彙の用例コア(用例幅)を知り自力で話す」(だと思う)。
発話自由度体験
上等な表現は言えなくても困らないが身近な表現に迷う時は体感不自由度が頂点に達する。
⇨ 猿体験
発話不自由体験は状況も原因も解決策も皆共通。用例知識が発話スキルの前提です。
⇨ 英借文
基本語彙を論理的に組み立てればある程度外国語が成立するから本当は少し話せる。
でも自由度10%程度。これに身近な表現を発話レベル習得で自由度50%、一気に未体験ゾーンへ。
すると視界が開けて隷属語学(拡大主義)を脱し、どの外国語も相対的に見えてくる。
1万の語彙よりも100語の用例幅